関係詞の見分け方② ~whichかwhereか~

 前回の関係詞の見分け方①の続きです。

 

では早速ですが、こんな問題があったとしましょう。

問題: There is the museum 〔  〕I often visit.   

 

ここに入るのは、which なんですがなぜだか分かりますか。 それを見分けるよい方法があるので紹介しますね。

・まずこの問題文の先行詞である、the museum を例文の後ろに持ってきます。 すると [ I often visit "the museum". ]  ときれいに収まりました。 つまり、後半部は、目的語(名詞)が欠けていたということなので、問題の[ ]にはその代わりのもの、すなわち関係代名詞が入ることになります。 

 

 

◇逆のパターンも見ておきましょう。

問題2:There is the museum [  ] I often walk. 

こちらも同じ手順で、先行詞 the museum を問題文の後ろにいれます。

すると、   I often walk the museum.   となりますが しっくりこないですね。

では直してみましょう。↓ 

 

・  I often walk to the museum.    

これで大丈夫ですが、先行詞(名詞のmuseum)だけでは移動が成功しなかったですね。つまり、この部分は名詞だけでは埋められないスペースだと言えます。 だから前置詞のto をつけ加える必要があったわけです。 

 

ここで思い出してほしいのが、前置詞+名詞=副詞 という式です。 上の英語を見ると 「to the museum」のところ、まさに前置詞+名詞になってますね。 つまり副詞になっている。 副詞を関係詞に直すともちろん関係副詞になるので、 which ではなく、where を使う、ということになります。

 

補足:

前半の visit ように、直後に目的語(名詞)を取れるものを他動詞といい、。

後半のwalk ように、名詞の前に前置詞のクッションがいるものを自動詞といいます。もちろん様々な区別の方法がありますが、 一つの見方として記しておきます。 では!