関係詞の見分け方 ~whichかwhereか~ ①

関係詞を使う時、同じ先行詞(修飾される言葉)なのに、その後に which等の関係代名詞がきたり、 where/when などの関係副詞が来たりしますね。 

 

今回はこの見分け方を紹介します。  まず例文を挙げてみましょう。 

・ Nara is the city.    I lived there 3 years ago .   これを一文にすると・・・

→  Nara is the city where I lived 3 years ago.    となります。 

 これは、後ろの例文中のthere(そこに)は副詞なので、関係副詞where を使うということですね。 

 

◇これはどうでしょう。  

 (例) Nara is the city.  I lived in the area 3 years ago.       ※area=地域

  これも一文にするとさっきと同じになります。

→ Nara is the city where I lived 3 years ago. 

 

なぜかというと、前置詞(in, on, at, など)+名詞=副詞だからです。 ここでは in +the area の部分が上の式によって副詞となっています。 よって、関係詞に用いるのはwhere となるわけです。 

 

◇では、いつwhich を使うのか? 見てみましょう。 

前置詞+名詞=副詞 ということは、前置詞が残っていれば名詞のみを関係詞に変えることになるので、関係代名詞 whichが適切となるのです。  具体例としては↓ 

 

Nara is the city which I lived in 3 years ago.  こうなりますね。 もしくは、

Nara is the city in which I lived 3 years ago.  となります。

 

これでかなり見分けやすくなると思いますが、この他に自動詞/他動詞の概念が少し関わってくるので、そちらも読んでもらえたら幸いです。ありがとうございました!